職務経歴書の自己PRの書き方5つのステップ|例文集7選(職種別・強み別)

職務経歴書の自己PRの書き方5つのステップ|例文集7選(職種別・強み別)

いざ職務経歴書を書き始めたものの、自己PRに何を書くべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。本記事では、職務経歴書の基本的な書き方と、職務経歴書の自己PR文の例文を紹介します。自己PRの書き方に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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この記事の目次

自己PRの書き方|5つのステップ

自己PRの書き方は、5つのステップに分けられます。それぞれのステップに沿って自己PRを書けば、採用担当者にも分かりやすく魅力的な内容になるでしょう。

  • 【ステップ1】あなたの最大の強み
  • 【ステップ2】強みと言える根拠は何か
  • 【ステップ3】具体的なエピソード
  • 【ステップ4】そのエピソードから学んだこと
  • 【ステップ5】入社後の強みの活かし方

【ステップ1】あなたの最大の強み

自己PRを書くときは、1番はじめに自分の強みを簡潔に書きましょう。自分の最大の強みをまとめることで、採用担当者は「この人は〇〇が得意な人だ」と瞬時に伝わります。

冒頭で自分の最大の強みを伝えて、そのあとで内容を深掘りすると良いでしょう。

また自分の強みが複数あり、1つに絞れない方は、それぞれの強みに分けて自己PR文を書きましょう。完成したそれぞれの文章を読み、1番採用担当者に伝わりやすいものを選ぶことで、よりブラッシュアップされた自己PR文を提出できます。

【ステップ2】強みと言える根拠は何か

次は自分の強みを裏付ける根拠を示しましょう。たとえばコミュニケーション能力が強みの場合は「チーム内での意見調整を行い、プロジェクトを成功に導いた経験がある」といった具体的な実績を挙げられます。

ここでは、自分の強みが単なる自己評価でなく、実際の成果や他者からの評価に基づいていることをアピールしましょう。

【ステップ3】具体的なエピソード

ここでは、より根拠を示すための具体的なエピソードを盛り込みます。たとえば、営業力をアピールするのであれば、それを裏付ける売り上げ成績などをアピールしましょう。

また、根拠を示すときは採用担当者にもその実績が伝わるように、定量的に数字でアピールできる方が良いでしょう。「売り上げを前年比〇%上げた」というように、社外の人間でもわかる文章を心がけてみてください。

定量的に示すことが難しい場合は、自分の仕事内容をできる限り詳しく記載し、採用担当者に伝わる文章にしましょう。

【ステップ4】そのエピソードから学んだこと

次に、ステップ3で書いたエピソードから学んだことを盛り込みます。「売り上げを前年比〇%上げた経験から、顧客ニーズを正確に把握することと、迅速な対応の重要性を学んだ」などと書くと良いでしょう。

単に「強みを活かして頑張った」という成功談で終わらせるのではなく、その経験を通じてどのように自己成長したかをアピールすることが重要です。

【ステップ5】入社後の強みの活かし方

さいごに、自分の経験や強みをどのように活かすのかを書きます。営業力について書いたのであれば「御社の法人営業の業務で私のコミュニケーション能力を活かし、クライアントとの信頼関係の構築に努め、売上向上に貢献したい」などと具体的に伝えましょう。

転職先の業務にふれることで、採用担当者は「この人は自分の会社で貢献してくれそうだ」と感じてもらえるでしょう。ここが具体的に書かれていると採用担当者もどこに配属するかイメージしやすいため、できるかぎり具体的に記載しましょう。

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自己PRが重要視される4つの理由

そもそも、自己PRはなぜ重要視されているのでしょうか。実は、自己PRが重要視される理由は4つあります。それぞれの理由について詳しくみていきましょう。

  • 企業が求める強みやスキルとマッチするか
  • 求職者の人となりが社風と合うか
  • コミュニケーションスキルがあるかどうか
  • 成長意欲が高い人材かどうか

企業が求める強みやスキルとマッチするか

企業は、入社後にミスマッチが起こることを避けたいため、企業が求める強みやスキルを本当に持っているかどうかに注目しています。

そのため、企業が募集しているポジションから求めているスキルを考えることも重要です。たとえば営業職を志望する場合、自己PRでコミュニケーション能力や交渉力を強調しましょう。そうすることで、企業の求めるスキルと自分が合致していることをアピールできます。

自分の強みをただアピールするのではなく、転職先が求めている人物像を想定することも大切です。

求職者の人となりが社風と合うか

自己PRは、単にスキルや経験を伝えるだけでなく、求職者の人柄や価値観を伝える手段でもあります。企業は、自社の社風やチームの雰囲気に合う人材を求めているため、自己PRでは何をアピールするかよく検討しましょう。

企業分析を事前にしたり、転職エージェントの担当者に相談したりすることで、社風とマッチするような自己PRを書くと良いかもしれません。

たとえば転職先の企業がチームワークを重視するなら、これまでの業務でチームを率いた経験などを書き、チームワークを重視することをアピールすると良いでしょう。

コミュニケーションスキルがあるかどうか

自己PR文では、自分のコミュニケーション能力をアピールすることが重要です。なぜなら社内外に関わらず、仕事をするうえでは多かれ少なかれコミュニケーションが求められているからです。

そのため、円滑に関係者とコミュニケーションを取れる人材は、重宝される傾向にあります。

自己PR文では、過去にチームプロジェクトのリーダー経験をはじめ、顧客との交渉を円滑に進めたエピソードなどを書きましょう。このような特筆できる経験がない方も、チームメンバーとして貢献したエピソードを書けば、コミュニケーション能力をアピールできます。

自分のコミュニケーション能力が際立つエピソードを紹介することで、採用担当者の記憶に残る自己PR文となるでしょう。

成長意欲が高い人材かどうか

自己PR文では、求職者の成長意欲を伝える絶好の機会です。企業は、成長意欲の高い人材を高く評価します。自己PR文では新しいスキルを積極的に学んだ経験や、困難な状況に直面した際にいかにして乗り越えたかを書くと良いでしょう。自己成長に対する意欲や取り組みを具体的に示すことで、企業にポジティブな印象を与えることができます。

自己PRで書いたエピソードは、面接時にも質問されることが多いようです。

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自己PR|職種別の例文集7選

自己PR|職種別の例文集7選

ここからは、職種別の例文を7つ紹介します。自分に当てはまる職種などを参考にして、自己PR文を完成させましょう。

  • 『社内SE』の自己PR例文
  • 『開発エンジニア』の自己PR例文
  • 『インフラエンジニア』の自己PR例文
  • 『セキュリティエンジニア』の自己PR例文
  • 『データ系エンジニア』の自己PR例文
  • 『Webマーケター』の自己PR例文
  • 『ヘルプデスク』の自己PR例文

『社内SE』の自己PR例文

私はシステム運用とプロジェクトを推進する力があることが強みです。5年間勤務し、社内システムの運用・保守から新規開発プロジェクトリーダーまで幅広く経験しました。

社内コミュニケーションツールの導入プロジェクトでは、要件定義からテスト、運用まで一貫して担当しております。結果として社員のコミュニケーション効率が20%向上しました。社内のコミュニケーションの円滑化に貢献しました。

この経験を活かし、貴社のDX推進と業務効率化に貢献したいです。さらに、社内のITスキル向上のための研修プログラムを企画・実施し、社員のITリテラシー向上にも努めました。このような経験を通じて、ITを活用した業務改善や効率化に貢献できると自負しています。

『開発エンジニア』の自己PR例文

私は、フロントエンド開発に強みを持っております。開発エンジニアとして3年間、Webアプリケーションの開発に携わってきました。とくに、フロントエンドの開発に強みを持ち、Reactを用いたSPAの開発でユーザー体験の向上に貢献しております。

現職では最新の技術トレンドを常に学び、チーム内で共有することで、プロジェクトの効率化と品質向上に努めています。貴社の開発チームにおいても、技術力とコミュニケーション能力を活かして貢献できると確信しています。

さらに、バックエンド開発においてもNode.jsを使用したAPI開発を行いました。この経験を活かして、貴社のプロダクト開発におけるフロントエンドからバックエンドまで、幅広い領域で貢献できると考えています。

『インフラエンジニア』の自己PR例文

私は、クラウド環境の技術力が高いことが強みです。インフラエンジニアとして5年の経験を持ち、おもにクラウド環境の構築・運用に携わってきました。

AWSを活用した大規模システムの移行プロジェクトでは、コスト削減とパフォーマンス向上を実現しました。また、自動化ツールを用いた運用効率化にも力を入れており、日々の業務の改善に努めています。

さらに、セキュリティ対策にも注力し、システムの脆弱性対策やアクセス管理の強化を行ってきました。貴社でもインフラの安定性とセキュリティの向上に貢献したいと考えています。

『セキュリティエンジニア』の自己PR例文

私の強みは、専門的な知識を活かした企画の立案ができる点です。セキュリティエンジニアとして4年の経験を持ち、さまざまなセキュリティ対策の立案と実装に従事してきました。

また侵入検知システムの導入と運用の業務では、社内ネットワークの安全性を高めるための対策を講じています。

また、社員向けのセキュリティ研修を企画・実施し、組織全体のセキュリティ意識の向上に貢献しました。貴社の情報セキュリティ強化に向けて、私の技術と経験を活かして貢献できると信じています。

『データ系エンジニア』の自己PR例文

私の強みは分析データから戦略立案までワンストップで対応できる点です。データ系エンジニアとして3年間、ビッグデータの解析や機械学習モデルの開発に従事してきました。とくに顧客行動データを分析し、販売戦略の立案に貢献した経験があります。

PythonとRを用いたデータ分析スキルと、ビジネス視点でデータを活用する能力を持っています。さらにデータの可視化にも力を入れており、分析結果をわかりやすく伝えて、社内の意思決定を効率化しました。

貴社のデータ活用において、私のスキルと経験を活かし、ビジネス成長に貢献できると考えております。

『Webマーケター』の自己PR例文

私の強みはSEO対策からSNSまで、幅広い対応が可能な点です。私はWebマーケターとして4年間、オンライン広告の運用やSEO対策、コンテンツマーケティングに携わってきました。SNSを活用したキャンペーンでは、フォロワー数を3倍に増やし、ブランドの認知度向上に貢献しました。

また、Google Analyticsを用いたアクセス分析とWebサイトを改善し、コンバージョン率を20%向上させるなどの成果を上げてきまし。貴社のWebマーケティング戦略の策定と実行に、私の経験と知識を活かして貢献したいと思っています。

『ヘルプデスク』の自己PR例文

私の強みは、コニュニケーションスキルを活用し、満足度の高いユーザーサポートができる点です。前職ではヘルプデスクとして5年間、ユーザーサポートとシステムトラブルシューティングに従事してきました。

顧客からの問い合わせに迅速かつ丁寧に対応することで、高い顧客満足度を維持しております。また、FAQの作成やマニュアルの更新など、自己解決率を高めるための取り組みも行ってきました。

ITに関する深い知識と、人と接することが得意な私のスキルを活かし、貴社のユーザーサポートを強化したいと考えています。

自己PR|強み別の例文集7選

職種ごとのスキルでアピールする以外にも、自分の性格やソフトスキルをアピールすることもおすすめです。ここからは強み別の例文を7つ紹介します。

  • 『最後までやりきる責任感』をアピールする自己PR例文
  • 『プロジェクト推進力』をアピールする自己PR例文
  • 『社内外との調整力』をアピールする自己PR例文
  • 『技術習得のための自己研鑽』をアピールする自己PR例文
  • 『顧客ニーズをくみ取る力』をアピールする自己PR例文
  • 『ロジカルにとらえる論理思考力』をアピールする自己PR例文
  • 『顧客からの信頼を得た問題解決力』をアピールする自己PR例文

『最後までやりきる責任感』をアピールする自己PR例文

私はどんなに困難な状況でも、最後までやり遂げる責任感を持っています。以前、納期が迫ったプロジェクトでリーダーを務めた際、チームメンバーの欠員などの問題に直面した経験があります。そこで加のリソース確保や作業の見直しを行い、プロジェクトを成功に導きました

この経験からどんな状況でも冷静に対応し、チームをまとめ上げる力を身につけました。貴社でも、この責任感とリーダーシップを活かして貢献したいです。

『プロジェクト推進力』をアピールする自己PR例文

私は、プロジェクト推進力を強みとしています。過去に新規事業立ち上げのプロジェクトマネージャーを務めた際には、チームを率いて市場調査からビジネスプランの策定から実行まで、一連のプロセスを担当しました。

この経験を通じて、目標設定から計画実行、成果の検証までを迅速かつ効率的に進める能力を磨くことができました。貴社のプロジェクトを推進し、目標達成に貢献することに自信を持っています。

『社内外との調整力』をアピールする自己PR例文

私は、社内外との調整力を強みとしています。過去の職務で、複数部署と外部パートナーが関わる大規模プロジェクトのリーダーを務めた経験があります。異なるバックグラウンドを持つステークホルダー間の意見を調整し、プロジェクトをスムーズに進行させることができました

この経験から、効果的なコミュニケーションと柔軟な対応力を養うことができたと考えています。貴社でも、この調整力を活かしてチームワークを促進し、プロジェクトの成功に貢献したいです。

『技術習得のための自己研鑽』をアピールする自己PR例文

私は常に技術習得に対しての自己研鑽を怠りません。これまでの職場では最新のプログラミング言語やフレームワークを独学で習得し、実務に活かしてきました。

昨年はデータ分析のスキルを身につけるために、Pythonと機械学習に関するオンライン講座を受講し、実際のプロジェクトで分析モデルの開発に成功しました

このような積極的な自己研鑽の姿勢を貴社で発揮し、技術革新に貢献したいと考えています。

『顧客ニーズをくみ取る力』をアピールする自己PR例文

私は、顧客ニーズをくみ取る力に長けています。過去の営業経験では、顧客の潜在的な要望を引き出すために、丁寧なヒアリングと分析をしました。

結果として、顧客の課題を深堀りし、本質的な課題にアプローチできました。この経験を通して、顧客の期待を超えるソリューションを提供する方法と、その重要性を学んでおります。

貴社においても、この力を活かして、顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。

『ロジカルにとらえる論理思考力』をアピールする自己PR例文

私は、論理思考力を活かして問題をロジカルに捉え、解決することが得意です。以前にプロジェクトで予期せぬ問題が発生した際、冷静に問題の根本原因を分析しました。

その結果、想定外の課題にも対処し、大幅な遅延もなくプロジェクトを終わらせることができました。この経験から、どんな状況でも問題を論理的に分析し、最適な解決策を見つける力を身につけました。

貴社においても、この論理思考力を活かし、プロジェクトやその他の業務でお役に立てると自負しております。

『顧客からの信頼を得た問題解決力』をアピールする自己PR例文

私は顧客からの信頼を得ることを重視し、問題解決に取り組んでおります。〇〇の顧客サポート業務において、難しい問題にも迅速かつ丁寧な対応で、顧客の不安を解消できました

また、顧客のフィードバックを真摯に受け止めてサービス改善につなげました。その結果、昨年よりも顧客のリピート率が向上しております。この業務を通じて、顧客とのコミュニケーションの重要性を深く理解することができました。

貴社においても、顧客からの信頼を基盤とした問題解決力を発揮して貴社のサポート業務でも貢献したいです。

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まとめ

職務経歴書の自己PRの書き方5つのステップ|例文集7選(職種別・強み別)のまとめ

職務経歴書の自己PRは、採用担当者が求職者の人柄・強みを知るための重要な判断材料となります。採用担当者は、履歴書と職務経歴書をもとに面接の可否を決める企業も多いようですので、手を抜かずにしっかり取り組みましょう。

また、自分だけで自己PRを書くのが難しく誰かに相談にのってほしい場合は、転職エージェントを活用するのもおすすめです。

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