社内SEあるある11選!勝ち組って本当?

社内SEあるある11選!勝ち組って本当?

社内SEには様々なイメージが存在しますが、中には「勝ち組」「残業がなくて楽」「スキルアップが難しい」といったイメージがある方もいると思います。しかし、これらの印象は一概に当てはまるわけではありません。

この記事では、社内SEにまつわるあるある11選について解説します。社内SEのあるあるを参考に、社内SEの仕事内容やキャリアパスについて理解を深めていただければ幸いです。

IT業界の求人なら社内SE転職ナビ

社内SEの転職を検討しているなら、案件数業界トップの「社内SE転職ナビ」がおすすめです。保有案件は10,000件以上の中から、IT業界に詳しいエージェントが面談を通して、幅広い職種から自分に合った求人をご紹介。入社後の定着率も96.5%とマッチングには自信があります。社内SEへの転職に興味がある方は、ぜひ1度ご相談ください。

この記事の目次

社内SEあるある11選を紹介

社内SEは、社内のシステム開発・運用・保守を担当し、会社の業務効率化を支える縁の下の力持ちです。ここからは、そんな社内SEのあるある11選をご紹介します。

求人数が少なく倍率が高いので就職できたら羨望の的

出典 : 転職求人倍率レポート(2023年12月)

dodaの転職求人倍率レポートによると、IT・通信の求人倍率は8.85倍でした。他の職種と比較して、技術系(社内SE)の職種の倍率が高くなる理由について解説します。

社内SEは、システム開発・運用・保守など、ITに関する幅広い知識とスキルを求められます。例えば、プログラミング言語、データベース、ネットワーク、セキュリティなど、多岐にわたる分野の知識が必要です。

このように社内SEは、高度な専門性と希少性を持つ職種であるため、一般的な職種よりも給与水準が高い傾向にあります。特に、IT人材不足が深刻化する近年、経験豊富な社内SEの需要がさらに高くなり、さらに競争率が激化しています。

SESやSierと比較すると楽

社内SEとSES・Sierの仕事内容や働きやすさについて比較します。

仕事内容

■ 社内SE

  • 自社のシステム開発・運用・保守を担当
  • ユーザーは自社の社員であるため、納期の融通が効き、コミュニケーションも取りやすい
  • 業界知識や社内文化への理解が求められる

■ SES/Sier

  • 複数の企業に派遣され、様々なプロジェクトに従事する
  • 幅広い経験を積めるが、専門性を深めにくい
  • 納期や予算のプレッシャーが大きい

待遇

■ 社内SE

  • 比較的安定した雇用環境
  • 残業時間が少なく、ワークライフバランスが取りやすい

■ SES/Sier

  • 雇用環境は企業によって異なる
  • プロジェクトの進捗やクライアントの需要によって変動が生じるため、残業時間が多くなりやすく、ワークライフバランスが取りにくい

ユーザーが自社の社員である社内SEの方が、融通が効きやすく働きやすい環境であると言えます。ただし、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、自分の価値観やキャリアプランに合った働き方を選択することが重要です。

業務範囲が広く社内のIT雑用になる

社内SEが業務範囲が広く社内のIT雑用になると感じられる要因について解説します。

業務範囲の広さ
社内SEはシステム全体や業務全般にわたる知識が求められるため、深く特定の技術を習得することが難しくなっています。

最新技術に触れる機会が少ない
社内SEは企業内の既存システムや改修を主に担当するため、最新技術に触れる機会が少ない傾向にあります。

社内のIT雑用が増える
実際の社内SEは、「ITに関する電話対応」や「社内PCの管理・準備・貸出」「PCの初期化やパスワード管理」といった、雑用も仕事内容のひとつです。

これらの要因が合わさることで、社内SEは業務範囲が広く社内のIT雑用になると感じてしまいます。

社内システムにしか携われないのでスキルアップが難しい

社内SEが社内システムしか扱えないことによるスキルアップの難しさについて以下の2点から解説します。

属人化リスク
社内SEは企業の社内システムに特化したスキルを磨き、企業の業務やシステム環境に深く精通することができます。しかし、キャリアアップをする際、特定の企業にしか通用しないスキルは評価されにくい可能性があります。

幅広いスキル習得の難しさ
社内SEは、特定の業務に特化しているため、プログラミング、ネットワーク、データベースなど、IT全般のスキルを幅広く習得することが難しい場合があります。

日々の業務の中で特定の領域に集中せざるを得ない状況が続くため、他の領域のスキルを磨くための時間や機会が不足してしまうことが原因です。

このように社内SEは、社内システムしか扱えないことによるスキルアップの難しさがあるという課題を抱えています。

自分のキャリアが心配になり市場価値を診断しがち

社内SEは、企業の社内システムに特化したスキルを身につけることができます。しかし、転職市場においては、特定の企業にしか通用しないスキルは評価されにくい可能性があります。

また、社内システムは最新技術を導入することに慎重な場合が多く、新しい技術を学ぶ機会が少ないという問題もあります。

このような状況下で、社内SEが自身のキャリアに不安を抱き、市場価値を診断したくなるのは当然のことと言えるでしょう。

上記のような不安に対処するためには、以下のアプローチが考えられます。

外部のトレンドや市場ニーズへのアンテナ強化
業界や市場の動向を把握し、将来的な需要が高まりそうな技術やスキルを身につけておく。

継続的なスキルアップ
新しい技術やツールに積極的に触れ、自らスキルを向上させることが重要です。

キャリアの計画
将来のキャリアの方向性や目標を明確に設定し、それに基づいたステップを踏むことで将来の不安の軽減に繋がります。

あわせて読みたい
社内SEになって後悔することとは?後悔する人・しない人の特徴や後悔しないための会社選びのポイントを解説 社内SEはエンジニア職の中でも人気ですが、一方で社内SEになって後悔する人もいます。 本記事では社内SEになって後悔する人・しない人の特徴や、後悔しないための会社選...

転職エージェントの利用をする

社内SEとして働いていると、IT雑用であることに不安を覚える可能性があります。その際に、転職エージェントを利用することは、キャリアの向上や新しい挑戦を求める際に有益な手段となります。転職エージェントを利用するメリットは以下の通りです。

キャリア相談とアドバイス
転職エージェントは市場動向や企業の求人状況に精通しており、個別のキャリア相談やアドバイスを提供してもらえます。そのため、自分のスキルや経験に合った最適な職場を見つけることができます。

転職活動のサポート

転職エージェントは、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、企業との交渉など、転職活動の様々な段階でサポートをしてくれます。転職経験が少ない方にとって大きなメリットとなります。

エンジニアとしてのレベルがあまり高くないと思われる

他者が社内SEのスキルレベルがあまり高くないと思われる理由は以下の3点です。

技術的な知識不足
社内SEは自社のシステムに特化した知識しか持ち合わせていません。そのため、クラウドやAIなどの知識が乏しく、レベルが低いと思われてしまう可能性があります。

仕事の成果が見えにくい
社内SEの仕事内容は自社システムの開発から保守運用やITに関する電話対応、セキュリティ対策など多岐に渡ります。そのためアウトプットが出にくく、評価されにくい傾向にあります。

社内のコミュニケーションや調整が大変
社内でのコミュニケーションや日程調整も仕事内容のひとつです。このようなシステム開発には直接関係のない業務も行わなければならないため、雑用が多くレベルが低いと思われる可能性があります。

休暇が取りやすい

社内SEが一般的に休暇取得がしやすいと言われる理由は、その仕事内容にあります。社内SEは主に自社のシステム開発、運用、保守を担当しており、ユーザーは自社の社員です。

つまり、社内SEが取り組む業務は、社内のシステムに関するものであり、お客様や外部ユーザーにサービスを提供する場合と比べて、納期の柔軟性が高いです。社内SEが担当するプロジェクトの納期は社内のスケジュールで調整が可能なため、休暇を取得する際にも比較的融通が効きやすくなっています。

大きなアップデートやトラブルがあると残業が急に増える

社内SEは他のIT系の職種と比較して残業時間が少ない傾向があります。自社のシステム開発に注力するため、取引先からの納期に追われることが少なく、無理のないスケジュールで開発を進められるという点が大きなメリットです。

しかし、残業が全くないわけではありません。以下のような状況では、残業が発生する可能性があります。

新しいシステムの導入時
新しいシステムを導入する際には、綿密なテストや調整が必要になります。そのため、予定していたスケジュール通りに進まない場合があり、残業が発生する可能性があります。

システムの大規模なアップデート
テストや調整、予期せぬ問題が発生することもあり、残業が増える可能性があります。

トラブルが発生した場合
社内のシステムに不具合が生じ、会社の業務に支障が出る場合は一刻も早く解決しないといけないため、残業が増える可能性が高くなります。

本格的にシステム開発をしたくなり転職する

社内SEが本格的にシステム開発に挑戦しようと転職するケースは珍しくありません。社内SEの仕事内容は主に、「自社のシステム開発・運用・保守」「自社のシステムの問い合わせ対応」「トラブル対応」などが中心です。

このため、社内SEは基本的には自社の技術スタックや業務に特化する傾向があり、外部のSEと比較すると新しい技術に触れる機会が少なくなっています。

よってこの状況から、社内SEが新しい技術や広範なプロジェクト経験を求めて、システム開発に特化した職場への転職を希望することがしばしば見られます。

社内SEの優良企業は若手なら大企業・30代以降なら中小企業

社内SEとして働く際、若手なら大企業、30代以降なら中小企業がおすすめです。その理由について解説します。

若手なら大企業がおすすめの理由は以下の通りです。

研修制度
大企業は充実した研修制度や教育プログラムが整備されており、基礎的な技術や業務スキルを磨くための環境が整っています。

多様なプロジェクト
大企業は複数のプロジェクトを抱えていることが多く、若手でも幅広い経験を積むことができます。

30代以降なら中小企業がおすすめの理由は以下の通りです。

裁量が大きいポジション
中小企業では、従業員一人ひとりが多岐にわたる業務を担当することが多いため、裁量が大きいポジションを得やすく、自らの経験やスキルを活かしやすい環境となっています。

柔軟な働き方
中小企業は大企業に比べて柔軟な働き方ができることが多いです。そのため、自分のライフスタイルに合った働き方を見つけやすい環境が整っています。

社内SEの求人なら社内SE転職ナビ

IT業界の求人なら社内SE転職ナビ

社内SE転職ナビは、社内SE業界でもTOPの案件数を誇る転職エージェントです。

社内SE転職ナビの強みは以下の2点です。

豊富な求人案件
大手・優良企業の求人情報を豊富に掲載しているため、一人ひとりに適した求人を紹介することができます。

専任のキャリアコンサルタント
社内SEの転職に精通したキャリアコンサルタントが在籍しています。

キャリアコンサルタントは、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策など、転職活動のあらゆる面でサポートします。

転職するかどうかを悩んでいる方でもオンライン面談ができますので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

社内SEまとめ

この記事では、社内SEのあるある11選を解説しました。

社内SEにとって「勝ち組」かどうかは、個々の価値観やキャリア目標により異なります。

また、社内SEには安定した働き方と幅広い知識・経験を積めるというメリットがある一方で、新しい技術に触れる機会が少ない、専門性が偏るといったデメリットもあります。

転職やキャリアプランを検討する際には、自身の志向や成長の方向性を検討することが重要です。

この記事を書いた人:前嶋 翠(まえじま みどり)

・プロフィール
COBOLが終わろうとする時代にプログラマのキャリアをスタートし、主にJavaエンジニアとして経験を積みました。フリーランスエンジニアとして活動していたとき、リーマンショックが起こったことをきっかけに家庭に入りました。出産を経て在宅でできる仕事として、ライターに。ITエンジニア経験のあるライターとして、IT業界のあれこれを皆さまにわかりやすくお伝えしていきます。

社内SEあるある11選!勝ち組って本当?

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

この記事の目次
閉じる